1. はじめに:心で感じるってどういうこと?
「自分の気持ちがよくわからない…」
そう感じたことはありませんか?
頭では考えているのに、なぜか心が空っぽのように感じたり、本当は何を感じているのか掴めなかったり。特に20~30代の方は、仕事や人間関係のストレスで無意識に心の声を閉じ込めてしまうことが多いんです。
この記事では、感情と思考の違いを詳しく解説しながら、心で感じるためのヒントをお届けします。
2. 感情と思考の違いを知ろう
感情とは?
感情は、私たちの内側から自然に湧き上がってくるものです。例えば、嬉しい・悲しい・寂しい・怒り・不安などが代表的な感情です。
感情はとても純粋で、自分自身の本音に近い存在。しかし、言葉で説明するのが難しいため、無意識のうちに押し込めてしまうことがあります。
思考とは?
思考は、頭で考えること。分析や判断をしたり、未来を計画したりする働きです。
例えば、
- 「なぜ私はイライラしているんだろう?」
- 「この気持ちはよくないから落ち着こう」
こんなふうに頭の中で考えることはすべて思考です。
感情と思考のバランスの大切さ
感情と思考のどちらかに偏りすぎると、心のバランスが崩れてしまいます。思考ばかりに頼ると、本当の気持ちに気づきにくくなりますし、逆に感情に振り回されすぎると冷静な判断が難しくなります。
大切なのは、「考える」と「感じる」を両方大事にすること。
3. 心で感じることが難しい理由
現代社会の影響
忙しい現代社会では、「効率的に考えること」が求められがちです。仕事やSNS、人間関係の中で、感情を抑えて理性的に行動することが習慣化しやすくなります。
幼少期の経験が影響する場合
子どもの頃に感情を抑えることが多かった人は、大人になっても自分の気持ちに蓋をしてしまうことがあります。
- 「泣くのは恥ずかしい」
- 「怒ってはいけない」
- 「もっと我慢しなさい」
こんな言葉をかけられて育つと、感情を素直に表現するのが難しくなることがあるんです。
感情を抑え込む癖がついている場合
仕事や人間関係の中で、周りに合わせることが多い人は自分の感情よりも「どうすれば正しいか」「どう思われるか」を優先してしまいます。
4. 感情を取り戻すための第一歩
自分の気持ちに問いかける習慣をつくる
「今の私は何を感じているのかな?」と、一日に何度か自分に問いかけてみてください。
答えが出なくても大丈夫。問いかけることそのものが、感情を取り戻す第一歩になります。
感情日記のすすめ
夜寝る前に、今日の出来事とそのとき感じたことを書き出す習慣をつけるのもおすすめです。
「楽しかった」「疲れた」「イライラした」
シンプルな言葉でOKです。
瞑想やマインドフルネスの活用
瞑想やマインドフルネスは、思考を休めて感情に集中するための良い方法です。
5. 心で感じるための3つのアドバイス
① 頭の声ではなく、体の声を聞く
感情は体に現れます。肩が重い、胸がドキドキする、涙が出そうになる…
そんな小さなサインをキャッチしてみましょう。
② 思考をお休みする時間をつくる
スマホやテレビから離れて、静かな時間を持つことが大切です。
③ 安心できる環境をつくる
自分がホッとできる場所を見つけて、そこで過ごす時間を増やしてみましょう。
6. 感情を深く感じるための実践ワーク
感情に気づき、深く感じるためには、具体的なワークを取り入れることが効果的です。
感情ラベリング
感情ラベリングとは、今感じている感情に名前をつけることです。
例えば、
- 「今の私はイライラしている」
- 「悲しい気持ちがある」
- 「少し寂しいかも」
といったように、自分の気持ちを言葉にすることで感情が明確になります。
ビジュアライゼーション
目を閉じて、自分の感情をイメージで思い浮かべる方法です。
例えば、怒りの感情は赤い炎、不安な気持ちは灰色の雲…といった具合に感情に色や形を与えることで、自分の気持ちを客観的に観察できます。
内観ジャーナリング
その日の出来事や感じたことをノートに書き出す習慣です。
「今日の出来事で嬉しかったことは何だろう?」 「今感じていることはどんな気持ち?」
など、自分の気持ちに素直に問いかけながら書くことで、心の内側を整理することができます。
7. もし一人で向き合うのが難しいときは…
心理カウンセリングの役割
心理カウンセリングは、悩みを解決するだけでなく、自分の感情に気づき、受け入れるためのサポートをしてくれる場所です。
カウンセラーはあなたの気持ちに耳を傾けながら、一緒に心の声を探していきます。
カウンセリングの具体的な流れ
- 初回相談:現在の悩みや状況をヒアリング
- 心の整理:感情や思考のパターンを一緒に確認
- 気づきのサポート:感情を感じるトレーニング
- 解決へのステップ:自分の気持ちに正直に向き合う方法の提案
カウンセリングで得られる気づき
- 自分の本当の気持ちに気づく
- 無意識に抑えていた感情の解放
- 自分自身を大切にする習慣
8. よくある質問Q&A
Q. カウンセリングってどんなことを話すの?
A. あなたが話したいことを自由に話していただけます。悩みがまとまっていなくても大丈夫です。
Q. 感情が出てこなかったらどうしよう?
A. 感情がわからないこと自体が大切な気づきです。一緒に丁寧に探していきます。
Q. 話せない悩みがあっても大丈夫?
A. 無理に話す必要はありません。あなたのペースを大切にします。
9. まとめ:自分の感情に出会う旅へ
感情と思考はどちらも大切。でも、心で感じることを忘れてしまうと、本当の自分に気づくことが難しくなります。
もし今「何を感じているかわからない」と悩んでいるなら、まずは小さな問いかけから始めてみてください。
そして、一人では難しいと感じたときは、いつでも私たちがそばにいます。
あなたの心に寄り添いながら、一緒に“感じる”旅を始めませんか?
ご相談やお問い合わせは、【株式会社こころ家】までお気軽にどうぞ。

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