子どもが巣立ったあと、私の居場所はどこ? ― “からの巣症候群”と向き合う第二の人生の見つけ方

目次

1. 「おめでとう、でも寂しい…」心の奥にある違和感

~からの巣症候群ってなに?~

こんにちは、株式会社こころ家です。
今日は少し、あなたの「心の中の静けさ」についてお話しさせてください。

お子さんが成長し、独り立ちしていった…
「おめでとうございます」と言われるたびに、心のどこかがチクリと痛んだことはありませんか?

長年続けてきた子育て。
手がかからなくなるのは嬉しいはずなのに、ふと訪れる静けさの中で「なんだか寂しい」「私ってこれから何をして生きていくんだろう?」という感情に戸惑っていませんか?

それは“からの巣症候群”(Empty Nest Syndrome)と呼ばれる、ごく自然な心の反応かもしれません。
多くの女性が、子育ての終わりに直面して感じるものです。

このブログでは、からの巣症候群と上手に向き合いながら、あなた自身の「第二の人生」を見つけるヒントをお届けしていきます。
そして、必要であれば、心理カウンセリングという安心の場所があることも、ぜひ知っていただきたいのです。


2. 寂しさの正体を知ると、少しラクになる

~がんばってきたあなたの心が揺れるのは当然~

子育てが一段落すると、私たちはふと立ち止まり、自分自身の姿に気づかされます。

「私は、いったい誰だったんだろう?」
「“○○ちゃんのママ”じゃない私って…?」

そんな疑問や戸惑いは、これまで家族のために尽くしてきた証です。
家族の中心となり、子どもを守り育てることに全力を注いできたからこそ、心の中に“ぽっかり穴”が開いてしまったのです。

このぽっかり感、実は脳科学的にも説明がつくんですよ。
人間の脳は、「意味ある役割」を失うと不安を感じやすくなる構造になっていて、とくに長期間続いた「親」という役割を終えた後には、アイデンティティ(自己の存在感)が不安定になりがちなのです。

でも、だからこそ言いたいのです。
「寂しい」と感じているあなたは、何も悪くありません。
これは“あなたがしっかり愛してきた証”であり、“ちゃんと区切りが訪れた”という証拠でもあるのです。


3. 心の声を聴く、という初めての習慣

~他人の声ではなく、自分の本音と対話する~

これまでは、「子どものため」「夫のため」「家庭のため」と、他人の声や周囲の期待に応えることが日常でしたよね。

でもこれからは、「自分がどうしたいか?」を考える時間がようやく持てるのです。

最初は戸惑います。
「何がしたいか、よくわからない」
「趣味なんてないし、今さら…」
そんな声が自分の中から聞こえてきても不思議ではありません。

でも、大丈夫。
心に小さな問いかけをしてみるだけで、少しずつ“本音”が顔を出してきます。

たとえば、こんな質問を自分にしてみてください:

  • 最近、心がほんの少しでも動いた出来事は?
  • 子どもが小さかった頃、自分が我慢していたことは?
  • 本当はやってみたかったことは?

答えがすぐに出なくても大丈夫。
今は、「自分の声を聴こうとする姿勢」そのものが、大切なのです。


4. 空いた時間に訪れる「空虚感」は、ギフトかもしれない

~何もないからこそ、何でも描けるキャンバス~

子育てが終わり、日々のスケジュールがガラリと変わったとき、まるで一日の時間が“空白”になるような感覚がありますよね。

でも、考えてみてください。
その空白は、「何かを失った証」ではなく、これからの人生を自由に描ける“キャンバス”なのかもしれません。

自由な時間。
自由な思考。
そして、自由な選択。

あなたがこれまでずっと後回しにしてきた「自分の人生」を、これからゆっくりと塗り直していけるチャンスが訪れたのです。

このタイミングでよくあるご相談には、こんなものがあります:

  • 習い事や資格に挑戦してみたいけれど、自信がない
  • 人と話す機会が減って、孤独を感じる
  • 母親以外の「私」を見つけたいけれど、どうすればいいのかわからない

このような気持ちは、誰にでも起こりうる自然なものです。
むしろ「人生を変えたい」と思っているサイン。
自分の中に眠っている“可能性の芽”を育ててあげる時期なのかもしれません。


5. 「母」ではなく、「私」として生きるということ

~あなたには、名前があります~

私たちはつい、長年「○○ちゃんのお母さん」と呼ばれることに慣れてしまいます。

でも、思い出してほしいのです。
あなたには「名前」があります。
かけがえのない、あなただけの人生が、ちゃんとあるのです。

“からの巣症候群”は、言い換えれば「役割の卒業」。
そして同時に、「自分の人生を再発見する機会」でもあります。

これは決してネガティブな変化ではありません。
むしろ、人生の後半における“新しいステージ”への移行なのです。


6. 心の迷子になったときに、寄り添ってくれる人がいる

~心理カウンセリングという安心の場所~

「これからは自分らしく生きたい」と思っても、いざ一歩を踏み出そうとすると不安になりますよね。
「何から始めればいいのかわからない」「誰にも相談できない」――そんなふうに感じていませんか?

そんなとき、心理カウンセリングを活用してみるという選択肢があります。

心理カウンセリングは、「弱い人が受けるもの」では決してありません。
むしろ、“人生の方向性を見つめ直したい人”や、“自分の心に向き合いたい人”が訪れる場所です。

話すことで気づく自分の感情。
言葉にすることでほどけていく心のしこり。

私たちカウンセラーは、あなたの話に耳を傾けながら、やさしく道を照らしていく“心の伴走者”です。


7. 「本当の私」と出会い直すために

~人生の後半にこそ、輝きは宿る~

人生の後半だからこそ、自分に正直に、自由に生きていいのです。

若い頃にはなかった「経験」や「視点」を活かしながら、あなただけの人生を再構築していく。
そこには、今まで気づかなかったような“自分の魅力”がたくさん隠れているかもしれません。

  • 静かな時間に、小さな感謝を感じられる
  • 一人でカフェに行くのが楽しくなった
  • 人の評価に振り回されなくなった

そんな小さな変化の積み重ねが、“あなたのこれから”を彩ってくれます。


8. 最後に:からの巣は、旅のはじまり

~こころ家より、あなたへ~

お子さんが巣立っていったあと、ぽっかり空いたその空間。
それは“終わり”ではなく、“はじまり”です。

あなたの人生は、これからです。
これまでは誰かのために生きてきたあなたが、今度は“自分のために生きる”番です。

もし、心の中でモヤモヤとした想いがあったなら、
もし、「このままではもったいない」と思うことがあったなら、
ぜひ、あなたの声を聴かせてください。

こころ家では、心理カウンセラーが丁寧にお話を伺いながら、あなたの人生の再スタートをお手伝いしています。

大丈夫、あなたの心が求める“これから”は、必ず見つかります。
その一歩を、私たちと一緒に歩んでみませんか?


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株式会社こころ家(岐阜県大垣市)

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