モラハラカウンセリングは、モラハラ被害者と加害者双方の心身ケアを行い、夫婦関係の改善を目指すものです。単にモラハラ行為をやめるだけでなく、被害者と加害者双方が癒され、健全な関係を築けるようサポートします。
被害者にとっての効果
モラハラ被害者は、モラハラカウンセリングを通じて、以下のような効果を得ることができます。
1. 心の傷の回復
モラハラは、被害者の心に深い傷を残します。カウンセリングでは、トラウマケアや自己肯定感の向上のためのカウンセリングを受けることで、心の傷の回復をサポートします。
- トラウマケア: モラハラによる心的外傷(PTSD)の症状を和らげ、日常生活に支障が出ないようにサポートします。
- 自己肯定感の向上: モラハラによって失われた自己肯定感を高め、自分自身を大切にすることができるようにサポートします。
2. モラハラへの対処法の習得
モラハラ被害者は、モラハラに対してどのように対処すれば良いのかわからないことがあります。カウンセリングでは、以下のようなモラハラへの対処法を学び、被害を減らすことができます。
- アサーションコミュニケーション: 相手の権利を尊重しながら、自分の意見を伝える方法を学びます。
- 安全確保: モラハラ加害者から身を守るための方法を学びます。
- 証拠収集: モラハラ被害の証拠となるものを収集する方法を学びます。
3. 自立の促進
モラハラ被害者は、加害者に依存しがちです。カウンセリングでは、以下のような自立のための支援を受けることで、経済的な自立や、精神的な自立を目指すことができます。
- 経済的自立: 経済的な自立に必要な知識やスキルを学び、自立できるようサポートします。
- 精神的自立: 精神的に自立するために必要な考え方や行動を学び、自立できるようサポートします。
- 社会とのつながりの回復: 家族や友人、地域とのつながりを回復し、孤立を防ぎます。
加害者にとっての効果
モラハラ加害者は、モラハラカウンセリングを通じて、以下のような効果を得ることができます。
1. モラハラ行為の自覚
モラハラ加害者は、自分の行為がモラハラであることに自覚がない場合が多いです。カウンセリングでは、以下のような方法でモラハラ行為の自覚を促します。
- モラハラ被害者の声: モラハラ被害者の声に耳を傾け、自分が加害者であることを自覚できるようにします。
- モラハラのメカニズム: モラハラのメカニズムを学び、自分がなぜモラハラ行為をしてしまうのか理解できるようにします。
- 被害者への影響: モラハラ行為が被害者に与える影響について理解できるようにします。
2. コミュニケーション能力の向上
モラハラ加害者は、コミュニケーション能力が低いことが多いです。カウンセリングでは、以下のような方法でコミュニケーション能力の向上をサポートします。
- 傾聴: 相手の話を最後まで聞く方法を学びます。
- 共感: 相手の気持ちに共感する方法を学びます。
- 自己表現: 自分の意見や気持ちを伝える方法を学びます。
3. 問題解決能力の向上
モラハラ加害者は、問題解決能力が低いことが多いです。カウンセリングでは、以下のような方法で問題解決能力の向上をサポートします。
- 問題の整理: 問題を整理する方法を学びます。
- 選択肢の検討: 問題解決のための選択肢を検討する方法を学びます。
- 意思決定: 最適な選択肢を選び、意思決定する方法を学びます。
夫婦関係にとっての効果
モラハラカウンセリングは、被害者と加害者双方が癒され、健全な関係を築けるようサポートすることで、夫婦関係の改善にも効果があります。
1. コミュニケーションの改善
モラハラ夫婦は、コミュニケーションが上手く取れていないことが多いです。カウンセリングでは、以下のような方法でコミュニケーションの改善をサポートします。
- 互いを尊重したコミュニケーション: 相互尊重の精神に基づいたコミュニケーション方法を学びます。
- 非暴力コミュニケーション: 相手を傷つけないコミュニケーション方法を学びます。
- アクティブリスニング: 相手の話を最後まで聞く方法を学びます。
DV被害を受けた人も夫婦関係が改善する可能性は?
DV被害を受けた人も夫婦関係が改善する可能性は十分にあります。
DVとモラハラは、同じ根底にある問題から生じていることが多いです。そのため、モラハラカウンセリングで得られる効果は、DV被害者にとっても同様に期待できます。
DV被害者の中には、モラハラ被害者よりもさらに深刻な心の傷を抱えている場合があります。そのため、DV被害者向けのカウンセリングプログラムを提供している機関もあります。
カウンセラーによる夫婦関係の問題解決の実例
以下は、カウンセラーによる夫婦関係の問題解決の実例です。
- Aさん・Bさん夫婦: Aさんは夫からモラハラを受けており、離婚を考えていました。カウンセリングでは、Aさんはモラハラによる心の傷の回復をサポートを受け、Bさんはモラハラ行為の自覚とコミュニケーション能力の向上のためのトレーニングを受けました。その結果、Aさんは離婚を思いとどまり、Bさんはモラハラ行為をやめることができました。夫婦は互いを尊重したコミュニケーションを築き、関係を改善することができました。
- Cさん・Dさん夫婦: Cさんは妻からモラハラを受けており、仕事に集中できなくなっていました。カウンセリングでは、Cさんはモラハラへの対処法を学び、Dさんは問題解決能力の向上のためのトレーニングを受けました。その結果、Cさんはモラハラから自分を守る方法を身につけ、Dさんは問題を冷静に解決する方法を学ぶことができました。夫婦は問題解決能力を高め、関係を改善することができました。
モラルハラスメントを受けた場合のカウンセリングの進め方
モラルハラスメントを受けた場合は、以下の手順でカウンセリングを進めることをおすすめします。
安全な場所を確保する
モラハラ加害者から危害を加えられる可能性がある場合は、安全な場所を確保する必要があります。DVシェルターや、友人・知人の家に身を寄せるなどの方法があります。
証拠を集める
モラハラ被害の証拠となるものを集めてください。録音・録画、日記、写真などが証拠となります。
相談機関に連絡する
配偶者暴力相談支援センター、法テラス、全国共通DV相談ナビなどの相談機関に連絡し、相談してください。
カウンセリングを受ける
相談機関で紹介されたカウンセリング機関、または自分で見つけたカウンセリング機関で、カウンセリングを受けることができます。
カウンセリングでは、以下のようなことを行います。
- モラハラ被害の状況を把握する
- モラハラ被害の程度や、加害者のモラハラ行為のパターンなどを把握する
- モラハラの原因を分析する
- モラハラ被害の回復をサポートする
- モラハラ加害者への指導を行う
- 夫婦間のコミュニケーションを改善する
カウンセリングを受けることで、以下のような効果が期待できます。
- モラハラによる心の傷の回復
- モラハラへの対処法の習得
- 自立の促進
- モラハラ行為の自覚
- コミュニケーション能力の向上
- 問題解決能力の向上
- コミュニケーションの改善
- 信頼関係の構築
必要に応じて、他の支援を受ける
経済的な支援が必要な場合は、生活保護や公的な扶助制度を利用することができます。また、法律的な支援が必要な場合は、弁護士に相談することができます。
その他
- モラハラは、犯罪です。必要に応じて、警察に被害届を提出することができます。
- モラハラに関する情報は、厚生労働省や法テラスなどのホームページで入手することができます。
以下は、モラハラに関する情報提供機関のウェブサイトです。
- 厚生労働省: https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/01.html
- 法テラス: https://www.houterasu.or.jp/
- 全国共通DV相談ナビ: https://www.npa.go.jp/goiken_index.html
モラハラでお悩みの方へ
モラハラは、一人で抱え込むと深刻化しやすい問題です。一人で悩まず、ぜひ周りの人に助けを求め、カウンセリングを受けてください。
モラハラカウンセリングは、あなたが、今より幸せな生活を送るための第一歩となります。
心のこと、悩み相談、メンタルケアのことなら株式会社こころ家へ。
・相談実績600ケース
・カウンセラーが選べる(男女カウンセラー3名在籍)
・自治体でのLINE相談実績有(東京都虐待防止SNS相談)
オンラインカウンセリング・LINE電話カウンセリングも対応可能です。
ご予約お問合せは、公式LINEよりお願いいたします。
心理カウンセリングルームこころ家
岐阜県大垣市羽衣町2-11-1 栄ビル1F 3
コメント