【はじめに】「もしかしてうちの子…?」そう感じたら
こんにちは。カウンセリングルーム「こころ家」です。
このブログを読んでくださっているということは、あなたは今、胸の奥で何かが引っかかっているのかもしれません。
「うちの子、なんであんなこと言うんだろう…」
「最近、子どもと話すと心が疲れる」
「私が悪いのかな。もっと我慢しないとダメなの?」
このように自分を責めてしまっているなら、どうかこのブログを最後まで読んでみてください。
あなたが悩んでいるその現象、もしかしたら「子どもからのモラハラ」かもしれません。
モラハラという言葉はパートナー間の問題として耳にすることが多いですが、近年、親が子どもから受けるモラハラという問題も静かに広がっています。
このテーマはまだ社会の中で十分に語られているとは言えません。でも、確かに存在し、あなたのように心を痛めている方が多くいるのです。
この記事では、そんな「子どもからのモラハラ」について、やさしく丁寧に、そして実際的なアドバイスを交えながら一緒に探っていきます。
第1章:子どもからのモラハラって何? ~親だからこそ気づきにくいサイン~
1-1. 「モラハラ」とは何か
まず、「モラハラ」とは「モラル・ハラスメント(moral harassment)」の略で、言葉や態度による精神的な攻撃を意味します。
直接的な暴力ではないため、傷が見えにくく、外からは問題があるように見えないのが特徴です。
モラハラの本質は、相手を「支配」すること。
言葉で追い詰め、相手の自尊心を削り、自己判断を奪っていきます。
この支配の構造は、夫婦間、職場、そして親子間でも成立してしまうのです。
1-2. 子どもから親へのモラハラの例
では、実際にどんな言動が「子どもからのモラハラ」に当たるのでしょうか。
以下は、私たちのカウンセリングルームに寄せられた実際のご相談の中で、多く見られたパターンです。
- 「何もわかってないくせに」「黙ってて」「話しかけないで」
- ちょっと注意しただけで、物を投げたり、無視したりする
- 日常的に不機嫌な態度を取り、家の空気をピリつかせる
- お金の要求がエスカレートし、断ると激しく責められる
- 親が謝っても無視や非難を続ける
こうした言動が「時々ある」なら、ただの反抗的な態度かもしれません。
しかし、継続的・一方的に親の心を追い詰めるような言動があるなら、それはモラハラの可能性が高いといえます。
1-3. 親が気づきにくい理由
なぜ親は、このようなモラハラに気づきにくいのでしょうか。
それには、いくつかの理由が絡み合っています。
- 「親として至らなかったのかも」という罪悪感
- 「反抗期だから仕方ない」と無理やり納得してしまう
- 「外では良い子」なので、周囲に相談しても理解されない
- 「親なんだから耐えないと」と自分に言い聞かせている
親という役割は、時に自分を犠牲にすることが「愛情」のように感じてしまうもの。
でも、それは誤解された自己犠牲のラビリンスです。
本当の愛情とは、お互いが対等に尊重し合える関係の上に成り立つものなのです。
第2章:モラハラをする子どもの心の中 ~背景にある心のサイン~
2-1. 「なぜこんなことをするの?」の背景
モラハラ的な言動をする子どもには、実は複雑な感情や未解決の問題が潜んでいることがよくあります。
それはまるで、感情の迷宮で迷子になってしまった状態です。
たとえば…
- 過去のトラウマや家庭環境による影響
- 学校や人間関係のストレス
- 自己肯定感の低さからくる「攻撃的防衛」
子どもにとって親は、もっとも身近で安全な存在。
そのため、心に抱えたモヤモヤを、無意識に親にぶつけてしまうことがあるのです。
2-2. 「優しいときもあるから…」と混乱する親心
多くの親御さんが、「普段はいい子なんです」「たまに優しいから…」とおっしゃいます。
これは、モラハラ特有の「飴と鞭」パターンに当たります。
- 優しい態度 → 冷たい無視 → また優しい → 怒り爆発…
このように、感情がジェットコースターのように上下すると、親は自分の感覚に自信が持てなくなっていきます。
それが、「自分が悪いのかも…」という思考に繋がり、ますます支配の構造に巻き込まれていくのです。
第3章:今すぐできる!子どもからのモラハラへの対処法
3-1. 境界線(バウンダリー)を引こう
親子といえど、お互いに守られるべき「心の境界線」があります。
この境界線が曖昧になると、相手の感情や欲求が自分に雪崩れ込んできます。
まずはこう伝えてみてください:
「その言い方はつらい。もう少し穏やかに話してくれると嬉しいな。」
これは甘やかしでも拒絶でもありません。
自分の尊厳を守るための対話です。
3-2. 感情的にならない工夫
怒られても黙る、反論されても抑える…それは一見、忍耐のように見えるかもしれません。
でも、感情を押し殺すことと、感情を整理して伝えることは違います。
効果的なのは「共感+主張」の話法です。
「あなたもイライラしてるんだね。でも、私はその言い方では話せない。」
こうすれば、相手の感情に共感しつつも、こちらの立場を伝えることができます。
それはまるで、複雑な人間関係のタペストリーを丁寧に織り直していく作業のようです。
3-3. 心のスペースを確保する
モラハラ的な関係から距離を取るのは、決して逃げではありません。
自分自身の心がすり減ってしまっては、本来の親子関係は築けません。
- 物理的に離れる(別室に移動、外出する)
- 趣味や好きなことに意識を向ける
- 信頼できる第三者に話す
これは、疲れた心に新しい空気を吹き込むこと。
まるで、閉ざされた空間に咲くひとつの緑(verdant)な芽のように、少しずつあなたの心は再び息を吹き返していくでしょう。
第4章:相談することは「弱さ」ではありません
4-1. カウンセリングは「問題のある親の行く場所」じゃない
「こんなことで相談していいのかな…」
「親失格と思われたらどうしよう…」
そう感じてしまう方も多いのですが、カウンセリングとは“心のメンテナンス”です。
車が故障したら修理するように
身体が疲れたら休息するように
心がつらいときは、話して整えることが必要です。
カウンセラーは、問題を評価したり批判したりする存在ではありません。
あなたの心の中にある複雑な糸を、ゆっくりとほどいていくお手伝いをする伴走者なのです。
4-2. こんなときは、ぜひご相談ください
- 子どもと会話するのが怖い
- 日常が「地雷を踏まないように」歩くように感じる
- 家の中で心が休まらない
- 自分に自信が持てなくなってきた
それは、あなたの心が助けを求めているサインです。
モラハラに対抗するために必要なのは、強さではなく「支え合う力」です。
第5章:あなたの「心の安全」も、守っていいんです
5-1. 「親」以前に、あなたは一人の人間です
子どもを愛することと、自分を犠牲にすることは同じではありません。
親だから我慢しなきゃ、怒っちゃいけない、泣いちゃいけない…そんな呪縛の中で、あなたはずっと耐えてきたかもしれません。
でも、あなたが笑顔でいることこそが、
家族にとって一番の「安心」であり「栄養(victuals)」なのです。
5-2. 子どもとの関係は「再構築」できる
今がどんなに厳しい状況でも、子どもとの関係は必ず“再構築”できます。
大切なのは「正しく距離を取りながら、冷静に関係を再設計していくこと」。
私たちカウンセラーは、その再構築を一緒に行う協力者であり、あなたの感情の通訳でもあります。
【おわりに】あなたは、ひとりじゃありません
親子の関係は、人生というカレイドスコープのような世界の中でも、特に繊細で複雑です。
だからこそ、そこに悩みや痛みが生まれるのは、決して「おかしなこと」ではありません。
あなたが心の奥で「つらい」と感じたその瞬間から、変化は始まっています。
どうか、ご自身の心を大切にしてください。
今のこの瞬間も、あなたの心の中には変わるための光の種が宿っています。
そしてその種が芽吹き、成長していくお手伝いを、わたしたちは全力でさせていただきたいと思っています。
あなたが、あなたらしく、また笑える日々を取り戻せますように。

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