心で感じたことを、頭で考える?

心理カウンセリング 悩み相談 大垣 岐阜

こんにちは。株式会社こころ家です。
こころ家では、心理カウンセリング・メンタルトレーニング・セラピーなどを使って
心の悩みを抱え、心の元気がなくなっている方のメンタルケアとメンタルサポートを行っております。

本日は、今までたくさんの方のご相談をお聴きした経験から、今心のことで悩んでおられる方へ
今あなたが悩んでいる原因と心理カウンセリングを利用することのメリットをお伝え出来たらと思っております。

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いきなりですが質問です。

あなたの心は、あなたの体のどこにありますか?

私が高校生の時に、先生にこの質問をされたことがあります。
先生は、理系思考か?文系思考か?ということを聞きたくてこの質問をしてきました。
その先生いわく、心がどこにあるか?と聞かれて
理系思考だと『頭』、文系思考だと『胸』のあたりと答えるというお話でした。

ちなみに私は当時、理系クラスにいましたが、心は『胸』のあたりにあると思いました(^^;)

そして今も心は頭ではなく、胸のあたりにあると思っております。

さて、あなたの心はどこにありますか?
頭ではなく、胸のあたりと答える方の方が多いのではないでしょうか?

心が胸のあたりにあると答えた人へ、さらに質問。
あなたがイヤと感じるのは心。その原因や対策を考えているのは?

カウンセリングに来て下さる方の多くが、心で感じているイヤな気持ちの原因や対策を頭で考え無理やり心を納得させようとしています。
・本当はイヤなんですけど、やらなきゃいけないからしょうがないですよね。
・悲しいけど、いつまでも泣いてても何も変わらないですよね。
・我慢した方いい、もしくは、しなきゃいけないですよね。
・本当は○○した方がいいとわかっているんですけど、できないんですよね。

こんな感じで、心ではイヤだ!したくない!と感じているのに
頭で、理由や理屈をつけて何とかしようとしているようにみえます。

でも、どんな理由や理屈をつけたところで動いてくれないのが、心(=感情)じゃありませんか?

例えば、嫌いな食べ物があったとします。
その食べ物が、実はめちゃくちゃ体にいいもので、食べると元気になれるよ!と言われたとして
その理由や体に良い理屈を聞いて納得したとしても
いままで嫌いなものを、急に積極的に食べたくなる!好きになる!ってことはないと思います。
よくて、なんとか頑張って食べれる程度。

気持ち的には、嫌いなものはどんな理由があったとしても、嫌いなまま避ける方が自然な反応だと思います。

あなたの心は、あなたのことを一番よく知っています。
どの人にとっても、人生で一番長く一緒に過ごしてきたのは、その人の心だから!

生まれたばかりの赤ちゃんが、頭で何か理由を考えて、泣いたりいないですよね。
きっとあなたも赤ちゃんの頃、ママの気を引くために今泣こう!と考えていたわけではないはず。

生まれたときから、今日まであなたの心は、あなたと共に一番長く過ごしてきた存在で
あなたのことを一番知っているはず。そしてあなたも、あなたの心のことを一番知っているはず。
頭との付き合いは、心より、少し後からのお付合いではないでしょうか。

また頭は、あなた+周りのことも一緒に考えるようになっているので
親、兄弟、友達、先生、先輩、後輩、近所の人など
あなたを中心にバランスをとることを得意としていると思います。

でも時に頭が周りとのバランスを気にしすぎて、中心にいるあなたに無理をさせようとしてきます。
○○した方がいいはず!○○しなければ、××になる!とか理由や理屈で、あなたを動かそうとする。

で、その時に一番長い付き合いで、あなたのことを一番知っている心が
それはあなたにとっていいことではない!したくない!とあなたを止めてくれる。

悩みのメカニズムは、頭と心のケンカなのだと私は思っています。

このケンカを終わらせるためには、やはり心の声を聞いてあげることが一番の解決策だと思います。

心は決して妥協してくれません(笑)
先ほどの嫌いな食べ物の話の通り、イヤなものはイヤ!
理由なんて関係ない!だってイヤなんだもん!

なんだか駄々をこねているみたいに感じるかもしれませんが、
そう感じて思うものを、無理に変えようとしてもできないことです。
だから、もうそう思う気持ちを認めて、諦めるのが一番です。

諦めるというとネガティブに感じる方もいるかもしれませんが
諦めるというのは本来、明らかにして観ること。
いわゆるギブアップではなく、現実をありのまま観察する事を意味しています。

だから、今悩んでいることがある人はまず
自分の心がやりたくないと思っている!イヤだと思っている!ということを、ただありのまま受け入れることから始めるといいと思います。
そして、心で嫌がっているものを、頭がなんとか説得して動かそうとしてケンカしている状態だから
今悩んで、苦しい状態なんだな。と客観的に観してみて下さい。

まずは観察してみて、ありのままの今を見つめた後、
次は、心が何を訴えているか、何をイヤだと感じているかに耳を傾けてみて下さい。

ここで少し注意したいことがあって、それは『心の声は小さくて聞き取りにくい!』ということ。
頭の声は大きくて聞き取りやすいので、心の声が簡単にかき消されてしまいます。
(頭の方が耳に近いからかもしれませんね・・)

だから心の声を聞くためには、よーく耳を澄ませてあげる必要があります。
初めは聞き取りにくいかもしれませんが、耳を澄ませばちゃんと聞こえてくるのでご安心を。

心の言い分をじっくり聞いた後は、頭と仲直りできるように考えていきます。
心は絶対に意見を曲げてくれないので、頭に折衷案を考えてもらう方が効率的です!

頭はバランスを取るのが得意なので、こうしてみたらどうだろうか?みたいな案を考えてくれるはず。
そして考えたら、また心の声を聞いて、イヤ!と言えば、また頭に別の案を考えてもらう。
心が納得して、それならやりたい!と言ってくれるまで繰り返してあげて下さい。

ここでのポイントは、2つ!
①心は説得に応じるタイプではないので繰り返し、心の声を聞くこと。
②心の声は小さいので、聞きもらさないようによく聞くこと。

この点に気を付けながら自分の中で、心を頭を対話させて、心と頭が仲直りしてくれたら
きっと驚くくらい体も心も軽くなっていきますよ(^^)

頭と心の対話をしていく中で、行き詰ったり難しさを感じた方は、心理カウンセリングを利用してみることをおすすめいたします。また初めからカウンセラーの力を借りながら心との対話をするものいいと思います。

悩んでいるときは特に頭の声が大きくなり、心の声を聴くことが難しくなっています。
そんな時に、心の声を聴くプロである心理カウンセラーがあなたと一緒にあなたの心の声を聴くお手伝いをします。

心理カウンセラーと聞くと、心を読む人?と聞かれることがありますが
メンタリストではないでの、心を読むってことはできません。というかしません(^^;)
私たちカウンセラーはあくまでも、あなたの心の声を聴くのがお仕事です。

悩みを抱えてきてくださる方の、頭と心の仲直りして、また仲良しになるためのお手伝いをさせて頂きます。
頭と心が仲良しに戻ってくれたら、あなたもきっとまた元気になれます!
あなたの『なりたかった自分』になることもできます!

人が幸せを感じるのは、『気持ち』と『行動』が一致した時。
例えば、『甘いものが食べたい』と思ったときに、『ケーキを食べる』と幸せを感じますよね。
逆に『ダイエットしたい』と思っているときに、『ケーキを食べる』と罪悪感を感じてしまったり・・。

いまあなたが悩みを抱え、幸せを感じられなくなってしまっているのは
『気持ち』と『行動』が一致していないのではないでしょうか?
『心で思っていること』と『頭が考えている』ことが一致すると幸せを感じられるようになるはずです。

このお話を読んでくださり、心と頭の仲直りを始めてみようと思ったら
ゆっくりでもいいので早速やってみて下さい☆
やっていくうちに、なんとなくゴールが見える気がしてきたらきっと一気に加速するはず!

そして進んでる実感が出てきたとき、ふと気が付くと解放感から
ちょっと幸せな気持ちになっていきますよ(^^)

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